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霊山大仏

        霊山大仏は無錫市にある馬山秦履峰南側の小霊山地区にある。

        この地は古代の名刹祥符寺の旧祉であり、古跡を保護して文化を発揚し、宗教政策を実行するために、88メートルの巨大な野外释迦摩尼青銅立像が建設された、唐玄奘法師に命名された小霊山にあるため、霊山大仏と名付けられている。

        霊山大仏の建造は中国仏教界にとって、1000年ぶりの盛大な仏事である。大仏建造は世界平和を呼びかけ、人文景観をより豊かに育て、仏教文化の交流を促進して内外の仏教信者の宗教活動や需要に応える重要な意義をもっている。同時に太個の真珠である無錫のシンボルともなり、社会文化及び経済発展上でも大きな意味を持っており、芸術文化の発展を促し、人々の心霊を清め、人類の知恵を啓発し、より一層安定した穏やかな生活が送れるようにとの願いが込められている。

        大仏の材質は耐久性に優れ、石器時代に起源をもつ青銅にとられた。青銅器芸術は中華民族の伝統文化中に燦然と輝き、古風で質朴な味わいと緻密で美しい造形によって、世界にも評価が高い。

       大仏の鋳造は実に難しい大事業である。建設委員会は制作を南京辰光機械製造工場に委託した、南京辰光機械製造工場は技術力に優れ、過去に香港の天壇大仏を製造したことがあり、豊富な経験を有している。大仏の構造は上海東方明珠テレビタワーの設計を担当した、内外に有名な華東建築設計院が担当した。芸術上の造形デザインは南京の芸術家、呉顕林氏が担当した。

       霊山大仏の造形は、仏教如来32形相の記載に基づいてデザインされた。大仏は慈悲深いお顔に微かな微笑を浮かべ、衆生を見下ろし、右手の「施无畏印」の印相は痛苦を取り除き、左手の「与愿印」は喜びを与え、それぞれ祝福の相を表している。胸の前の字は万徳荘厳を表している。仏像全体の印象は安寧で端正、荘厳かつ繊細で、仏陀の慈悲の法相を体現している。