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中国の盆栽

      「盆栽」とは小さな鉢の中に、壮大な自然の景色を創り出す芸術作品である。静的な絵画•彫刻などとは違い、盆栽は四季を通して、自然が織り成す美しい変化や生命の鼓動を感じることができる。
       盆栽の原型になる「盆景（ぼんけい）」の発祥地は中国。中国では盆栽という言い方をしなく、盆景と言う。「唐（６１８～９０７年）」の時代から盆景が行なわれて行った。唐の時代の皇帝は、壮大な中庭を作るように命じた。その際に、庭園を美しく現実的な景色に見立てるために、中国の景勝地の景色を取り入れ、小さな木を栽培したのが、盆栽の始まであるという。それ以来中国に現在まで伝えられている。
蘇州の盆景
       蘇州の盆景を通常「蘇派盆景」と言う。日本語では蘇州流盆栽の意味。蘇州の盆栽は中国のメジャーな流派の一つで、蘇州は中国盆栽の発祥地の一つでもある。正確にいえば、蘇州盆景は大きく、盆栽と山石に分けられる。盆栽には、花を使うものと木のトランクを使うものがあり、山石には、水を使うものと石のみを使うものがある。また、蘇州盆栽でも太湖石を使うのが特色である。
如皋の盆栽
       如皋の盆栽の栽培は宋の頃から始まり、明や清の時代に盛んになった。数百年来の盆栽の技術が受け続かれ、「雲の頭、雨の足、美人の腰」といわれるユニークな造型は中国の盆栽の七つの流派の1つとして自らの道を切り開いてきた。６０００余りの如皋の盆栽は、国際、国内のコンテストで最高賞に輝いた。中南海、釣魚台、毛主席記念堂など重要な場所では、如皋の盆栽の姿を目にすることができる。